柔剣道場の木造建築ということで、大空間を確保するために拡張樹脂アンカー工法採用し、トラス式なので15mのスパンを飛ばせるように構造計算を行い施工しました。
拡張樹脂アンカー工法は木材の接合部に特殊なドリルで中を切り抜きその中に全ネジボルトを差し込んで、エポキシ樹脂を充填し固めることで、強度がでて、
外側に金物を使用しなくても接合部の強度が出る工法です。
柔剣道場なので、木材をふんだんに利用し構造用のトラス梁や構造柱もそのままあらわしで見せるような意匠設計です。
柔剣道場を意識し、焼き杉と塗り壁を意識したサイディングを選択して梁分けています。
車いすの方も利用できるようにスロープも設置しました。
周辺の舗装工事も行います。
98枚の畳が入っている柔道場です。緑とレモン色がきれいな畳です。
クッションも効いています。
一面ずつ柔道場と剣道場があります。柔道や剣道だけで利用するのではなく
バドミントンや卓球でも利用できるようにフローリングが敷かれています。
トラスなので、天井が高くとれていますので、バドミントンも可能です。
西側には里山が有り、四季折々の色が
窓から見ることができ心を落ち着かせるのにいい空間です。
木造のトラスが14セット使用し、空間を形成しています。震度七も耐える構造計算です。
幅9mの鏡があり、ダンスなどもここで練習可能です。